「最短」「最速」。一番「早い」のが直線とは限らない。
この動画を見れば、一目瞭然ですが….
「最短」はリニア(直線)。 「最速」は最下段の垂直な落下。 でも、「最早」で到達するのは、その中間。 一番、遠回りの最下段のボールでさえ、直線のボールより先にゴールに辿り着いています。 これは坂とボールの実験例ですが、同じようなことはあらゆる「熟練のプロ」はよくわかっているものです。 きっと、あなたも、新米の部下や生徒たちに「ここが大切なんだよね〜。」と、見落としているポイントとか、大切な基礎を教えたくなる瞬間があるでしょう。 マインドの使い方も同じです。 さて。せっかくセルフコーチングのヒントをお伝えするのですから、スコトーマ(心理的盲点)を外すために、もう少し見方を膨らませてみましょう。 この動画は「最も早く到達するのはどれかな?」という問いがあるのがわかります。 当然、最適解は、そのまま、もっとも早く着いたボールが辿った道のりです。 では、もしも問いが「シンプルな構造」とか「建築コスト」だったら上段の「直線」が最適解になるかも知れません。 「瞬間最高速度」や、「最長到達距離」にこだわっていれば、最下段の「垂直落下からのカーブ」になるのかも知れません。 また、ゴールに到着した瞬間の衝撃が最も小さい「安全」が目標ならいかがでしょうか。 上段の「直線」が最も速度が遅いように見えますから「直線」と答えをイメージしましたか? それとも、3つ以外のカーブを創造する必要がありそうだ、と考えましたか? 今日もクリエイティブな日になりそうですね。
運転手「お客さん、またカーブね!しっかり捕まっててよ!」
乗客「うわわわ。。。」
運転手「ははははは〜〜っ!」
乗客「あれ?!デジャヴ?!?!?」