今年もお世話になりました。
卯年から辰年にバトンが渡されます。
古く、日本では年齢を「数え年」として扱っていました。
元旦、一月一日にすべての人が歳を一つ重ねる。
それを家族や地域の人々で祝うのだそうです。
「歳神様を迎え入れる」という表現も、目に見えない「こと」を敬う土着の感性と思想を感じることができます。
今、私たちが慣れ親しんでいる「満年齢」は0歳の誕生の日を基準日とする年齢の数え方。
個人をお祝いする誕生日としてとても大切に思えます。
一方、「数え年」では生まれた日から1歳。母親の中で育った十月十日を数えているのです。
連綿とした命の縦のつながりと、地域の人々との横の繋がりを感じる古の年齢の捉え方に学ぶところも多いのではないでしょうか。
もし仮に大晦日に生まれたなら、大晦日に1歳。
翌日の元旦には2歳です。
満年齢に親しんでいるので少し違和感はあるかもしれませんね。
コーチングにおいては「未来に過去は関係ない」というマインドの使い方がとても大切です。
また、失敗のフィードバックより成功のフィードフォーワードのマインドが大切です。
過去を見る時は、ゴール側から新しい意味や視点を与えると良いでしょう。
今年も1年間たくさんの人に出会い本当に多くのことを体験し学びました。
今の私があるのは皆様のおかげです。
ありがとうございました。
良い年末をお過ごしください。